<dCprGからDC/PRGへ/新しいアメリカが牽引する。新しい世界の、新しい戦争へ>

 

 丈青の脱退から小田朋美の加入により、名称をDCPRGからdCprGに改めた我々dCprGですが、音源的には最新アルバム「フランツカフカの南アメリカft W・シェイクスピア」並びに「機動戦士ガンダム/サンダーボルトOST」にボーナストラックとして収録された「ロナルド・レーガン・アザーサイド」のみで(まだお買い上げでない方は是非どうぞ。別に金は大して入らない。1人でも多くの方々に聞いて頂きたいのです)ドラムスの田中恭順とベースのアリガスの脱退を受け、昨年のフジロックフェスティバルを前期メンバーのラストライブとし、そのまま昨年末、ベースとドラムスのオーディションを行いました。 

 

 

 

 

 

注1)  因に、その後、ベースのアリガスは、脱退時と、職場である製薬会社の事情が大きく変わり、バンドへの継続参加が可能に成ったため、脱退は取り消し、いざという時のリザーバーとしてベンチを温めています。 

 

 

 

 

 

 SNSを活用しているとはとても言えない我々ですが、アマチュアの方は言うまでもなく、名だたるプロの方までの応募があり、先ずはドラムスが、続いてベースが決定しました。オーディションの模様は、イベントとしての性質上、つまり、落選者が数多く出る、という事から、あらゆる情報は公開しませんが、新メンバーに決定した二人は双方とも私や大儀見、坪口といった古参からすれば息子と言っても良い年齢ですが、大変な逸材で、「もしオーディションに来たのが全員使えなかったら、ドラムスはFUYUに、ベースはELFの清水君に頼もう」等というイージーで楽しい夢は、楽しい夢のままに終わる事が出来ました。

 

 

 

 強気で盛ってしまっている訳ではなく、久しぶりの新メンバーの加入によって興奮している訳ではなく、既に新メンバー両名は田中、アリガスよりも高い技術と音楽性、それに加えて圧倒的な若さによる未完成も併せ持っています。ギャル樣方が「20代はもうババア」的な極論を振りかざした20世紀でしたが、音楽、とくに日本のジャズを含めたブラックミュージックの世界では、あたかも20世紀の様に「30代以上はもうフレッシュねえし」という暴論を吐きたく成ってしまうほど、リハーサルでは両名のプレイが我々をホットにさせました。

 

 

 

 来る1月24日に、新宿BLAZEにて、両名のデビューであり、更新した我々のデビューであるライブを行います。タイトルは『DC/PRG GOES TO NEW AMERICA GOES TO NEW WORLD GOES TO NEW WAR TOUR』とします。ドワンゴさんの尽力に寄って、生中継もあります。

 

 

 

 TOURと冠していますが、当面の予定は、この新宿歌舞伎町だけとさせて下さい。今年は、ペペも併せ二つのビッグバンドで楽旅に出る年にしますのでご期待ください。

 

 

 

 01年の「アイアンマウンテン報告」から微動だにせず、いつもの通り、私はアメリカが物わかり良く、ヒラリーを当選させ、グダグダするとは露とも思っていませんでした。多くの政治記者や評論家が、インターネットの使い過ぎによって動物的な感と巨視的な鳥類の視線を失い、搾取者が望む知性に向けて洗脳され、飼いならされきっているのを尻目に。

 

 

 

名前も、担当楽器も、年齢も、音楽歴も、あらゆるIDは伏せたまま、顔面だけ公開します。両名のうちのどちらかがドラムで、どちらかがベースです。世界の動乱は御存知の通りです。我々が世界に対して、何をなすべきかも、最近ラジオを聴き「菊地さんのライブに行ってみてえな~」といった牧歌的な戦闘状態にいらっしゃる方々も(大歓迎です。ただ足腰にお気をつけて)、音楽というアルターウォーを共に戦闘し、勝利しましょう。圧倒的なダンスの官能によって。彼等両名が我々を更新し、我々が彼等を更新し、我々が世界を更新し、世界が我々を行使し続けています。新宿歌舞伎町でお待ちしております。 

 

 

 

 

 

 dCprG改めDC/PRG(仮称)主幹 菊地成孔 

 

 

 

 

 

 

 

http://ch.nicovideo.jp/bureaukikuchi

 

 

 

http://taboolabel.net/dcprg.html

 

 

 

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