恒例(秋の逃避) |
| Sep-02-2009 |
ちょっとドバイに行っている間(沖縄にしか生えない植物が写っていたとか、バスローブに日本語が書いてあったとか、そもそも仕事だろとかいった、心ないデマが飛んでいますが、絶対にそんな事はあり得ません。絶対にドバイですあれは絶対に)にピエール・ガニエールの日本店が潰れ、伊勢丹地下のブーランジェリー「ビー」が潰れ(マンモス嬉ビー)、リミックスが休刊(「名目休刊、実質廃刊」という言葉が、雑誌界から一般語に転じないかな。例えば「あいつ、最近来ないねえ」「具合悪いらしいよ」「でも、辞めたんじゃないみたいよ」「名目休刊、実質廃刊でしょ」といった風に。等と、最後のスタジオヴォイス誌上で発言してみたのですが、まだダメですね。もうちょっと待ってみましょうね)し、自民党が第一党でなくなっていたので、今まで本を出した時は必ず、発売から一週間以内に、最低でも30通ほどの感想メールが届いたのに関わらず、今回「アフロ・ディズニー」には未だに一通も無く、ああそうか、ドバイに行っている間に絶版になってしまったのだな、早いなあ世の中の動きは。こんなに早くちゃ名目も実質も無いよー。出すなり絶版かあ。あーははははははは。等とニヤケていたら、「のりピーがヤク抜き前に、化粧品だのを買い出しに行ったのが韓国ドンキ(ドンキホーテ職安通り店。ワタシの散歩コース)だった」という情報を、信頼すべき筋(自分のマネージャー)からゲット、ヤッベーのりピーわかってるう。なんかどんどん好きに成って行くんですけれどもピー。と、ピーの位置が微妙にオッサン臭くズレているのが嬉しくてしょうがない、加齢万歳、陰毛に続き、髭と鼻毛にまで白髪が交じり始め、どうして頭髪だけが大丈夫なのか?やはり自毛植毛は違うよなあ、若乃花親方が勧めているだけのことはあるぜよーん。マンモス黒ピー。と、もはや日本語の態を成していない菊地成孔ですが、こんな男が
<菊地成孔のナイト・ダイアローグ・ウィズ(NIGHT DIALOGUE WITH)>
10月8日(木) Hakuju Hall
開場18:00 開演19:00
全席指定 2,500円
ゲスト 川上未映子
http://ent.pia.jp/pia/event.do?eventCd=0941100
↑こんなイベントを行って良いのであろうか。しかも、都合により告知には謳っていないけれども、ちょっとだけDJなんかもしちゃったりして。良い感じのレコードかけては解説しちゃったりなんかして。川上さんの初長編は、死ぬほどハードコアに深刻だというのに、自分はマンモス黒ピーで良いのだろうか。といった、文学的な内省ぶりに厳かささえ漂う秋の始まりですけれども、ファン歴3年以上の方(だいたい当サイトが立ち上がった頃とでも言いましょうか)ならお察しのとおり、大体こういう感じになっている時は、手違いで締め切りが5つ以上重なったような時であって、これはもう一文字たりとも、いくら自分のウエブサイトだからと言って、締め切りと関係がない文章をキーパンチするのはママならぬ。と思った瞬間に、もう書き始めているという訳です。ママならぬ。とは言ったものであるよなあ、のりピーの倅よ。いけねえサンミュージックにどやされる。いや、大丈夫だった。ワタシがドバイに行っている間に解雇されている訳ですが、軽く目は回ってますよ。書いている方も。
「あーわかるわかる。そういうのはね、妨害衝動って言うんだよね。よくあるね」といった、物わかりの良い、粋な御仁と一緒に一杯やりたいキブンで胸がはち切れそうなのですが、ファッションニュース6000文字、のためのVTR4時間(まだ見てない・笑)、野宮真貴さんのリサイタルへの準備4項目、自分のライブ(シングスオンリースロー)の準備(楽譜書いたり)、を来る8月3日までにすべてやらなければいけない、しかも昼間は銀行員(正社員)として働きながら。といった流れで、つまりもう寝なければいけないのでウソです寝れる訳が無いではないか。ではまた。
<キャプション>
伊井大輔くん(10歳)。この夏、俳優デビューを飾るも、何と生涯最初の役が菊地成孔役(お母さん本当に。NHKが決めたんで。ワタシが決めた訳ではないので本当に。最初は自分でやろうと思っていたのです自分の事なので)。今年の夏休みは銚子弁の方言指導を受け、オカモチ(出前の道具)を持ちっぱなし、ストリップ小屋の楽屋でストリッパーにオモチャにされたり、神社でイタズラされそうになったりと、この先の人生が健やかならんことを祈らずにはいられない天才学童。「最初の役なのにヤバい役ですみません(笑)」と頭を下げると、母親の太ももにしがみついて笑った。
菊地成孔の関連サイト
<菊地成孔マネージャーの速報>
http://ameblo.jp/naganuma/
このタイトルだけだと、マネージャー個人の、毎日の日記だと勘違いされてしまう方が多いのですが(笑)、菊地成孔の仕事の情報が網羅されています(いっぱいあるのでどんどんめくって下さい)。チケットや内容に関するお問い合わせ先にもなっています。
<「服何故01」>
http://ksuque.blog.drecom.jp/archive/278
菊地成孔のモード批評書「服は何故、音楽を必要としているのか?」の映像サイト(ファンの方が作って下さいました)です。これは本当に凄い。読みながら観ると、情報量が5冊分に増え、5倍お得。
<「ダブ・オービッツ特設サイト」>
http://www.ewe.co.jp/duborbits/
菊地成孔ダブセクステットのセカンド・アルバム「ダブ・オービッツ」の特設サイトです。視聴や楽曲解説以外にも特典コンテンツ満載。
菊地成孔の連載(総て紙媒体)
<フラウ>
http://watashi-frau.com/
「菊地成孔の時事ネタ嫌い」という連載で、社会時評の真似事をしております。
<ファッションニュース>
http://www.fashionnews.jp/magazine/fashionnews/
「服は何故、音楽を必要としているのか?」という連載で、パリ、ミラノ、東京のファッションショーと、使用されている音楽との関係について批評しております(この連載をまとめた物が「服は何故、音楽を必要としているのか?」です)。
9/11から9/12へ |
| Sep-12-2009 |
ワタクシは東京都民、新宿区民ですが、8年前に起ったあの事件のことは、今でも、まるでニューヨーク市民の様に鮮明に記憶しています。悪い鮮明さというか、キツい鮮明さというか、単なる鮮明さというか。ワタシは現ダブセクステットの坪口と一緒に、彼のシトロエンの中にいました。六本木の交差点で信号待ちしている間に、J-WAVEの速報が、あれよあれよと言う間に、どんどんヤバくなっていった。あの感じ。六本木は何も変わらないのに、海の向うのアメリカで、どうやら戦争が起ったらしい。当時の(そのほとんどが、英語圏で英語に慣れ親しんだバイリンガルだった)パーソナリティー達の、なるべく落ち着いて誠実に対処しようとする必死の努力が凄まじい勢いで伝わって来ました。自分が将来、J-WAVEのパーソナリティーになるなどとは思いもよらかなった、たったの8年前です。自分がパーソナリティーをしているとき、我が国、もしくは我が国の同盟国が、別の社会からの大規模なテロリズムに遭遇したら、自分は、マイクの前で、彼等の様に立派に出来ただろうか?溜まりに溜まった怨念が暴力となって炸裂する瞬間を、ワタシは子供時代から、文字通り嫌というほど見て来ました。そして、そのつど、沈黙のうちに凝視していたのでした。
あれからワタシは、この日はなるべく、パーティーに出る様にしています。目の前の、愛に満ちたクラウド達の多幸感と連帯感を浴びる事は、ワタシにとって、この日に対する一種の祓いや守護を意味しています。忘れもしない、バンコクのクラブでスパンクハッピーのライブをやった時もあった。その時のタイの聴衆の素晴らしかった事。スパンクスがステージに上がるなり、まだ世界語になる前、バンコクでは既に外来語として流行していた「カワイイー!!」という絶叫が100も200も飛んできました。フロアが「カワイイー!!」「イヤー!!」「スゲー!!」という轟音を鳴り響かせる中、ワタシは「フィジカル」だの「フレンチキス」をチャラチャラ歌い踊って、浅黒くてセクシーなタイ人クラバーはトランス寸前。まあどう考えても、これは音楽が持つ祈りの側面のひとつだよな。ここ仏教国でもな。と大満足でした。
歌舞伎町のクラブにサンダル履きで行っていた事もありました。ブラジル音楽のパーティーで、ワタシはアロハシャツに伊達メガネでモヒートなどを飲んでいたのですが、どういう風の吹き回しか、それはそれはセクシーな、ブラジル音楽愛好家のレディたちが寄って来ては次々とワタシをナンパするので、やはりこの日は地球の地軸がおかしな事にでも成っているのだろうかなどと思った物です。「ねえ、何やってる人?」と聞かれ、「え?・・・あの、鳶」と言うと、あろうことか「やっぱり!!え、ちょっとこれすっごい。ねえアタシの勘すごくない?!」と言われ、別の意味ですごいなこれは。と思ったのを今でも憶えています。勘の良い彼女とはちょっと踊り、ちょっと見つめ合って、しかし押し付けられた胸から僅か数ミリワタシが後退したのが伝わるや否や、お互いニッコリ笑って、それっきりになったのでした。勘が良いというのは粋なものです。
ついさきほど、スタジオコーストから帰って参りました。本来でしたら、明日からの3デイズに備え、今夜は水炊きでも食べて早く寝るのが良い子の行儀というものでしょう。しかし、他ならぬ沖野修也さんのDJ生活20周年記念パーティーでもあり、何せ本日はあの日であります。明日からの3デイズがなかったら、ワタシは今頃、レミーマルタンのコカコーラ割りとクラブジャズサウンドでもう無っ茶苦茶になっていたでしょう。今をときめくクオシュモードさんやソイル&ピンプセッションズさんや、DJの小林圭さんなどが、皆ワタシの活動を見知って下さっていると知り恐縮至極。そして何よりもクラウドのラヴとピースとセクシー具合はもう大変なものでした。
こうしてワタシは、この夏、40周年を迎えるバンドの歴史にお邪魔させて頂き、返す刀で20周年の歴史にお邪魔させて頂きました。またいつもの繰り言だよと思われるかもしれませんが、山下洋輔トリオ/日本のフリージャズのアニバーサリーと、沖野修也/日本のクラブジャズのアニバーサリーに(二ヶ月以内に)両方出て、どちらの現場でも特に違和感なく「おー、あいつ来たね。嬉しいね。やってくれやってくれ」みたいなことに成るのは世界中でワタシだけでしょう。イアン・オブライエンがデートコースペンタゴンを知っていると言ったのには、さすがにちょっと驚きましたが。
とまれ、それを言ったら、ワタシだって「菊地成孔ピットイン3デイズ5周年記念」ですから(笑)、かなりちっちゃいですけどね5周年は(笑)。司法試験か芸大入試にチャレンジしている間、或いは、なかなか振り向いてくれない会社の同僚にそれとなく愛を伝えようとしている間に経ってしまう時間ですが(笑)、アニバーサリーはアニバーサリーであります。たった今書きながら決定しましたが、2日目と3日目の、前から3列目までにお掛けの方で、御自分のワイングラスを持参された方には、ワタシの自宅カーヴから一杯ずつ振る舞まわさせて頂きます(赤ですけどね。今、白は全部飲んでしまったので)。祓い浄めは、クラブジャズを愛する人々たちのヴァイヴによってすっかり済まさせて頂きました。それでは明日より3日間。僭越ながら務めさせて頂きますので、よろしくお願い致します。特に3日通しでお越しの方には、世界でも類例を見ない、極端にストレンジでスイートな音楽のチェインをお楽しみ頂きます。お楽しみに。ごきげんよう。
3デイズ終了(超満員御礼) |
| Sep-16-2009 |
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新型インフルエンザがワタシではなく冨永君に感染したおかげで、無事にピットインの3デイズ5周年を終える事が出来ました(笑・冨永君ごめん。お大事に。でも、「ヴィヨンの妻」にはヤラれたな。公開日も同じだし。でも、10月に成れば、我々はは必ず他の太宰作品に打ち勝つと信じる。なんたって川上さんがついているし)。ご来場頂いた総ての皆様、関係者各位、○雪を日本人で一番奇麗だと思っている鈴木カンちゃん率いる新宿ピットイン(因に、昨日大友っちから聞いて解った事ですが、ピットインの一番近くに住んでいるのはワタシですが、二番目はジム・オルークさんでした。つか、ジムの家までダッシュで行ける!)に感謝させて頂きます。 うぬぼれ、仲間褒めの類ではなく、ワタシ自身の属性の話ですが、ワタシは、5年も(ほぼ)同じ事をやり、音楽のクオリティが、下がるとは言わないまでも、安定的に一定に成り、お客様の数が、減るとは言わないまでも、大体決まった数に落ち着く、という様な事に、もしもなったなら、むしろ自分も大人に成ったな。落ち着いたものだ。と満足するのではないかと思います。どれだけ気心が知れた仲でも(山下洋輔とも大友良英語とも、坪口正恭とも、20年以上の共演歴があり、それなりの苦楽を共にして来ました)、絶対にマンネリにならず、絶えず新鮮で、やるたびにクオリティが間違いなく上がって行き、御贔屓が増え続ける。というのは、一種の歓喜に満ちた呪いの様なものですらある、ワタシの逃れられない星だと思っております。いつかきっと、この呪いも解けるでしょう。その時には、シングスオンリースロウばかりやって、カフェ回りの木戸銭で暮らすジジイになっていると思われますので、その節はよろしくお願い致します。 毎年、3デイズが終わった際に申し上げている事ですが、46にもなって大分落ち着いたものの、ジャズがこの世になかったら、ワタシは確実に、死ぬか殺すか殺されるか、刑務所か精神病院かのたれ死にか、という、かなり危なっかしい狂犬でした。ワタシがこうして何とか娑婆で生き、あろうことかたくさんの御贔屓筋まで抱える芸術家でいられるのも、音楽の御陰です。お客様と共に、音楽の神に感謝したいと思うと共に、来年からは120名限定に数を落としたいと思っています(笑・やはりどうしても、真っ青に成って倒れ、ピットインのスタジオで横になったままに成ってしまう方が出るので)。「あのときやった曲は何か?」というお問い合わせをいくつか頂戴しましたので、以下、記載します。 1)2日目にやったエルトン・ジョンの曲「アモリーナ」は、「タンブルウッドコネクション」という、彼の二名目のアルバムに入っています。映画は「狼たちの午後」です。 2)2日目にやった「G・o・a・P」(唯一の日本語の曲)はムーンライダースの曲です。「アマチュア・アカデミー」というルバムに入っています。 3)2日目にやった「ミラーボールズ」はワタシが昔やっていた「DCPRG」というバンドの曲です「アイアンマウンテン報告」というアルバムに入っていますが、録音物はインストしかありません。 4)2日目にやった「時さえ忘れて(I DID’NT KNOW WHAT TIME IT WAS)」は、マイフェヴァリウットシングスと同じチームの曲で、名演奏は多々ありますが、エラ・フィッツジェラルド盤がおすすめです。因に、ペペの最新作にも収録されています。 4)3日目にプレイしたヴォーカル物の音源は、ジュリー・ロンドンの「ラウンドミッドナイト」です。 それではまら来年。次回は所沢の航空公園、そして11月はペペのツアーです。よろしくお願い致します。ごきげんよう。 |
芸術の秋の告知 |
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| Sep-20-2009 | |
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今年の秋は、今年の夏を受けてでしょうか、胸締め付ける様な趣きですけれども、御贔屓筋の皆様、そして酒井法子様に於かれましては、秋物は如何なさいましたでしょうか?ワタクシはKREVAさんのコスプレで09年の秋冬を踏破する予定ですが、まああくまで予定に過ぎません。個人的には、J-BLACKの中ではAI(人工知能)さんが最も大好きなのですけれども、如何にメトロセクシャルなジャズメンとはいえ、AIさんとまったく同じ格好というのはいくら何でもどうかなと思いますし、次に大好きなm-floさんのコスプレをすると、今度は余りに似過ぎてしまい、本物と区別が付かなく成ってしまうのでは、、、、といった特殊な裏事情であります。裏事情ですのでどうかご内密に頂きたい。しかし、カヒミさんの妹ことスーパーフライさんや、長谷川京子さんの歌手名、アンジェラアキさんも結構好きなのですが、ああいう服は一体どこで売っているのかまったく解らないので買おうにも買えず困っています・・・と、いくら近所の寿司屋で久保田を5合もやってしまった直後だからと言って、口からでまかせもほどほどにしなくてはならぬであろう初秋なのですが、そんなもん「キャデラック・レコード」観ちゃったら(これはもう最初から最後まで泣きまくりですよ。いくらボー・ディドリが出て来なくても。「ドリーム・ガールズ」の100倍良いです)J-BLACKも何も無く、実際には夏から引き続きツートーン・レーベルの様になっています。ホンダ!ホンダ!ホンダ! とさて、「アフロ・ディズニー」(相変わらず、この本にはほとんど何の反応もないままでありまして・笑・一方で「発売一週間以内で重版!既に○万○千部!」といった、たいそう威勢の良い報告書が文芸春秋さまから送られて来たりして何が何だか解りません。というか、そういう本だからだと思いますが・笑)からピットイン3デイズ(こちらは3日通じて、非常に数多くの御高評賜っておりまして誠に有り難うございます。そして何と驚くべき事に、「行けなかったので悔しい」というメールがご感想メールに匹敵せんかという数で届いており、じゃあそれならば、いらっしゃった方々だけの秘め事感をよりいっそう高めようとばかりに今回恒例の感想メール大会は控えたいと思います・笑・総て目を通しておりますので、ご感想メールは引き続きどうぞ)と繋ぎまして、9月はあと、野宮真貴さんのリサイタルに出演&音楽監督、そして「アフロ・ディズニー」でも大きくフューチャーさせて頂きました濱瀬元彦先生のELFと合流。と、クートゥア×ノゲイラ戦の如きラッシュが続く訳ですが、10月以降、年末にかけては、クートゥア×ノゲイラ戦が更にクートゥア×ノゲイラ戦の様になりますのでよろしくお願い致します。 1) オーチャードホールのチケット発売中 今年で最後(しばらく、少なくとも年末に2日連続でやるのは)。という必殺技の御陰か、UAさん、林正子さんの参加という豪華ギフトの成せる技か、はたまた3年目にしてやっと定着文化に成ったか、或いは、今年こそもっとも乱世であるというマーケティグの声か、どの業界も沈没寸前。日本人はとうとう貨幣を捨てるのかと言われている今年が、最も初動チケット売り上げが多いので驚いております(ウソ。こんなことになるのではないかと、ちょっとだけ思っておりました)。両バンド共に円熟の域に達しつつあり、オーガナイザーとしてのワタシはドリンクの銘柄選びに入っております。お楽しみに。 2) ペペ・トルメント・アスカラールの最新作発売迫る が、無事、発売予定日(10月下旬)に発売されます。タイトルは 「New York Hell Sonic Ballet」(ニューヨーク・ヘル・ソニック・バレエ) に正式決定しました。ソプラノ歌手の林正子さんが2曲参加、「儀式」「暗くなるまで待って」という2曲のセルフ・カヴァー、ライブでの人気チューン「導入の即興」、ロジャース/ハマースタインの名曲「時さえ忘れて」等を含む全9曲で、初めて北米に接触します。詳細は後ほど。 3) ペペ・トルメント・アスカラール、名古屋&京都公演 こちらも既にチケット発売されております。4年ぶりの国内ツアーを敢行するペペ・トルメント・アスカラールですが、名古屋ではBlue Noteでの通常営業の一環として、ラグジュアリーかつリラキシンにラインナップし(シングルセット×2回。オール・シッティング)、京都では「悲しき熱帯<京都>」と銘打ち、KBSホールを使った、プチ・オーチャードホール的なパーティーを行います(オール・スタンディング)。DJは菊地成孔さんです。関東近郊の皆さんも小旅行がてら如何でしょうか。 4) ななな何と 公開直前の「パンドラの匣」関連の、こげな、何の話も聞いていないイベントが決定!(笑)本当に一切何も聞いていない!なのに既に決定!しかもちょっと豪華!なんだこれは(笑)一応行くけれども(笑) COMBOPIANO presents LIVE IN THE BAKUON THEATER ! 2009/11/23(月、祝日) open15:00(15:30~映画上映) 会場:ZEPP Sendai 前売料金:全自由¥3,910(1drink¥500別当日)*整理番号なし PROGRAM: 石橋英子、sgt.、相対性理論、COMBOPIANO DJ's:菊地成孔、and more.. MOVIE:冨永昌敬監督「パンドラの匣」 主催:イープラス/GIP 協力:boid 企画・制作:COMBOPIANO/ARABAKI PROJECT お問合せ:チケットGIP TEL:022-222-9999 先行受付: e+先行 第1次:10/10(土)12:00~10/14(水)18:00 第2次:10/19(月)12:00~10/22(水)18:00 チケットGIP会員10/20(火)~10/30(金) 一般先行予約10/25(日)以降 一般発売:10/31(土)AM10:00~発売 e+ ローソンチケット TEL0570-084-002+店頭Loppi[Lコード24625] チケットぴあ TEL0570-02-9999+店頭[Pコード:337-503] 5) 映画美学校の入学締め切り迫る 年齢制限があるとか、学費は必ず一括払いだとかいった思い違いが横行しておる様であります。詳しくは当サイトのコンテンツ「リンク」からどうぞ。 <キャプション> 京都公演のフライヤー表面。撮影は歌舞伎町「上海ハオチー」前。今回も撮影中に怒鳴られた。揺るぎなし。 歌舞伎町「魚心」にて。既に4合目を過ぎ。 クレッソニエールは、クレスタリーヌ・グループの人事異動により、二代目ガルソンだった、ムッシュウ・北野が渋谷「カウベル」から復帰。移動は6月からだったが、筆者が久しぶりで伺ったのはつい先日。何と5月以来、9時までにディナーがとれる日が1日も無かったのである。どうしたらクレッソニエールはレイト営業してくれるか、オーナーにいくら渡せば良いのか。写真は今月末までの「プロヴァンス・フェア」のデセール、桃のコンポートのアイスクリーム&ジェリー寄せ。絶品。 菊地成孔の関連サイト <菊地成孔マネージャーの速報> http://ameblo.jp/naganuma/ このタイトルだけだと、マネージャー個人の、毎日の日記だと勘違いされてしまう方が多いのですが(笑)、菊地成孔の仕事の情報が網羅されています(いっぱいあるのでどんどんめくって下さい)。チケットや内容に関するお問い合わせ先にもなっています。 <「服何故01」> http://ksuque.blog.drecom.jp/archive/278 菊地成孔のモード批評書「服は何故、音楽を必要としているのか?」の映像サイト(ファンの方が作って下さいました)です。これは本当に凄い。読みながら観ると、情報量が5冊分に増え、5倍お得。 <「ダブ・オービッツ特設サイト」> http://www.ewe.co.jp/duborbits/ 菊地成孔ダブセクステットのセカンド・アルバム「ダブ・オービッツ」の特設サイトです。視聴や楽曲解説以外にも特典コンテンツ満載。 菊地成孔の連載(総て紙媒体) <フラウ> http://watashi-frau.com/ 「菊地成孔の時事ネタ嫌い」という連載で、社会時評の真似事をしております。(3800文字) <ファッションニュース> http://www.fashionnews.jp/magazine/fashionnews/ 「服は何故、音楽を必要としているのか?」という連載で、パリ、ミラノ、東京のファッションショーと、使用されている音楽との関係について批評しております(この連載をまとめた物が「服は何故、音楽を必要としているのか?」です)。(6000文字) <リレーションズ・ドット> http://www.re-lations.co.jp/ 駅置きのフリー・マガジンの中で、最もゴージャスでリュクスだと言われている(表紙写真や連載陣、扱う話題など、「ひょひょひょっとして、時代遅れなのでは?」というほどの贅沢さ)、いまどき珍しい勝ち組マガジン「リレーションズ・ドット」で、「恋と声の話」という連載をしています。タイトル通り「声」と「恋」に関するエッセイです。(1500文字) |
鉄郎の顔をした悪魔 |
| Sep-26-2009 |
昨日は今年最後の一日中完全オフ(ペン大も原稿も何も無い、所謂マジな休日)だったので、前夜からハイアットリージェンシーに部屋を取り、プールで泳いだりスパに行ったり、バー(3階の「オードヴィー」)でグデングデンになってからマッサージを受けたりして、なかなか満喫したのですが、途中、「しんぼる」を観て軽く具合が悪く成ってしまい(笑)、気分転換に新宿を飛び出してフォエヴァー21、H&M、トップショップ、と移動した際、トップショップに小室哲哉氏と奥様が(こう書くとまるで知人であるかの如きですが、まったく知己ありません)いて、とても楽しそうに(店員さんと談笑したりしながら)買い物をしていたので、すっかり元気に成った菊地成孔です。「しんぼる」については「大日本人」と併せ、次に出す映画の本に書き下ろします。あれを観て怒る人も喜ぶ人も多いようですが(それはまあ、当然の反応なのですが)、具合が悪く成る人がもっと声を上げるべきだと思います
(劇場パンフも含め)。勿論、これはチアーでもジャッジでもありません。「具合が悪く成る映画」というジャンルは誰にも確実にあり、ワタシにとって「しんぼる」はその歴史の中の、最強の最新作に思えました。
映画本(タイトル未定。既出原稿40%、ネット上での映画に関する過去の言30%、書き下ろし30%といった感じです)で詳述しますが、草間弥生が麻原彰晃になる。という(図像的な)構図が盲点に成ってしまう様に出来ていて、つまり作り手もそうは意識しておらず、そして「見た人が好きな様に解釈してくれて良い」と言いながらも、解釈の幅は異常に狭い(というか、ほとんど多義性は無い)。といった作品です。そこそこ良い意味で。ですが、こんなにまでタチの悪い映画は、09年の松本人志にしか作れないとしか言い様がありません。
タチの悪い天才、と言えば、昔ワタシがDCPRGというバンドをやっていた時のパートナー、P-VINEレコードのマタバくんですが、さて今から、彼が首謀者であるが故に、とてつもなくタチが悪い事に成ってしまったイベントについて、現在のネット倫理、プロ音楽家倫理に著しく背く、タチの悪い言及を行いますので、タチの悪い話が苦手なグッドテイストな皆様は、今から数十行は目をつぶっていて下さい(とはいえ、バッドでもデスでもありません。とても楽しい話なのですが、タチが悪いのです。楽しくてタチが悪い話が大好きなバッドテイストの皆様はヨダレを垂らして下さい)。
来る10月10日に、所沢航空公園で「フライング・ジャム09」というイベントが行われます。首謀者は前述のマタちゃんと、元パルコのKさんなのですが、これは「クラブジャズの秋フェス」といった趣きのイベントで、ワタシもダブセクステットで参加しますし、今をときめくクオシモードさんがメインアクトだったりするので、これだけ読んだら、何かイケイケているイベントだと勘違いされる方も多いでしょう。この、「CD売り上げもコンサートも総崩れ。フェス一人勝ち」と言われるご時世に、A-NATIONの観客が余りにゴミを出した御陰で、数年間レイブやフェスには使用許可が下りなかった所沢航空公園を使い、東京のクラブジャズ、リアルジャズ、その中間(うちらのこと・笑)のスターを総動員して、渋く秋のジャズフェスをしようというのですから。「ええー!初めて聞いた!行きたい!でも、どうせもうチケット無いでしょ。何で告知してくれなかったの!ひょっとして即完!?」などと勘ぐる方もいらっしゃるかもしれません。
ところがこのフェス、現在の所ですね、(ワタシには技術力が無くて出来ませんので、皆様の脳内で以下の1行を、活字の等級10倍で印字して下さい)
前売りチケットが現在70枚しか売れていないのです(キャパ約2000)
何故か?第二には、所沢航空公園は夕方7時には撤収しないといけないという制限があり、つまりこれは「所沢まで午前中からわざわざ行って、夕方には無理矢理電車で帰らされるフェス(「オレが客だったらぜってーいきたくねー型」の極北。逆パターンがFUJIROCK。出演予定が無いミュージシャンが自費で行ってしまう)だからだと推察されるのですが、第一にはやはり、首謀者がマタちゃんだから。というのがワタシの考えです。
マタちゃんは、現代では数少ない真の天才の一人であり、業界からノーマークの、異形のファンク集団だったDCPRGを一本釣りでP-VINEと契約させ、デビューさせる力なども、時に軽々と行使すると同時に、おびただしい数の、眼を背けずにはいられない程の惨たらしいBOMBをクールに笑いながらボカンボカン落としまくる、つまりは、神業のストライク一球に対してビーンボール気味のデッドボール100球な、誰もが愛さずにはいられない、とんでもなく面白い悪魔の子なのであります(顔は「銀河鉄道999」の鉄郎そのもの)。
DCPRGの活動を終了して幾星霜、ある日の午後突然、彼方から彼が、一直線にこちらにむかって歩いて来るので、とてつもない胸騒ぎを憶えながらも金縛りにあっていたら、ワタシの脇を通り過ぎざまに「菊地さんえーあのー、今度ウチでやるイベントー。出て下さいー。えー。ダブ。ダブでー。バッチリっす。今回かたいっす(得意の、両手で同時にオーケーサインを出すポーズ)」という、あの懐かしい悪魔の子の口調が聴こえて来て、(たたたたた助けてくれー)という声も出せぬままに、脂汗を流しながらフラフラと乗ってしまった所、やはり予想通りというか、予想を遥かに上回るというか、来年で25周年を迎えるワタシの音楽家生活の中で(以下の1行もデカい活字でお願いします)最大コケ興行が、こうした立ち上がった訳です。
通常、こうしたネガティヴ・インフォメーションというものは、紙媒体は言うまでもなく、ネットだろうがブログだろうが、絶対に流してはいけない事になっています。過去のどんなコケ興行(一切書けませんが、○○○○などロックの大御所が大挙出演した○○○主催のうわーもう伏せ字でも書きたく無い)も、ほとんどは「主催者発表によれば概ね好評」といったラインで報じられる業界であることは、オトナの皆様なら100も承知でしょう(ウソだと思うなら、クオシモードさんやショーロクラブさんのサイトに行ってみるが良い。「当日が楽しみです。所沢で会いましょう」か何か書いてある筈です)ネガティヴ・キャンペーンという業界用語もありますが、これはネガティヴ・キャンペーンですらありません。天地神明に誓い、これは単なる事実を、誰との話し合いも無く勝手にワタシが抜き情報として書いただけなのであります(こんなことをしても許されるのは、地球上でマタちゃんが立てた現場だけなのだから、絶対に行わねばならないという、強い確信と責務感によって)。
ですからこれは、所謂「釣り」だとか「ヤオ」だとかいったものではありません。ワタシが本日このことを当欄に書き、面白がりの酔狂が1000人押し掛けて、イベントはまんまと成功、やっぱりマタちゃんは天才だった(ワタシをけしかけた訳ですらなく、言ってみれば催眠術的な遠隔操作に成るので)。という、まるで「プロデューサーズ」のような悲喜劇的なるオチがもしあるならば、100回でもあって欲しいです。しかし現実は絶対にそういう風には動かないでしょう。何故なら、マタちゃんは興行の成功や、ポジティヴな意味での名声など全く望んでいないからです。彼の望みは、自分が面白いと思った事を実現する。という事だけなのです。これはクオシモードさんの人気だとか、我々の人気だとかいうステージの話ではないのであります。
この実にタチの悪い自爆癖的な面白さは、そっくりそのまま松本人志のそれともリンクします。本当に面白いものには、必ず死の影がある。そこそこ面白い物には、生の光がある。というのは、絶頂期のツービートを評した吉本隆明の言葉です。この日の我々の演奏は、おそらく結成以来最高の物になるでしょう。絶対誰にも録音/録画をさせないようにしたいと思います。当日お越しに成り(そして、夕方には電車に乗って帰られる)皆様は、既に悪魔と契約を交わしているのであります。ごーきーげーんーよーうー。
<キャプション>
ブリッコラにて
プレゴにて。真夜中に必ずあなたを満たしてくれる鴨のコンフィ。
ブリッコラのグリッリアに、しばらく煮込みだけだったサルシッチャが復活。
菊地成孔の関連サイト
<菊地成孔マネージャーの速報>
http://ameblo.jp/naganuma/
このタイトルだけだと、マネージャー個人の、毎日の日記だと勘違いされてしまう方が多いのですが(笑)、菊地成孔の仕事の情報が網羅されています(いっぱいあるのでどんどんめくって下さい)。チケットや内容に関するお問い合わせ先にもなっています。
<「服何故01」>
http://ksuque.blog.drecom.jp/archive/278
菊地成孔のモード批評書「服は何故、音楽を必要としているのか?」の映像サイト(ファンの方が作って下さいました)です。これは本当に凄い。読みながら観ると、情報量が5冊分に増え、5倍お得。
<「ダブ・オービッツ特設サイト」>
http://www.ewe.co.jp/duborbits/
菊地成孔ダブセクステットのセカンド・アルバム「ダブ・オービッツ」の特設サイトです。視聴や楽曲解説以外にも特典コンテンツ満載。
菊地成孔の連載(総て紙媒体)
<フラウ>
http://watashi-frau.com/
「菊地成孔の時事ネタ嫌い」という連載で、社会時評の真似事をしております。(3800文字)
<ファッションニュース>
http://www.fashionnews.jp/magazine/fashionnews/
「服は何故、音楽を必要としているのか?」という連載で、パリ、ミラノ、東京のファッションショーと、使用されている音楽との関係について批評しております(この連載をまとめた物が「服は何故、音楽を必要としているのか?」です)。(6000文字)
<リレーションズ・ドット>
http://www.re-lations.co.jp/
駅置きのフリー・マガジンの中で、最もゴージャスでリュクスだと言われている(表紙写真や連載陣、扱う話題など、「ひょひょひょっとして、時代遅れなのでは?」というほどの贅沢さ)、いまどき珍しい勝ち組マガジン「リレーションズ・ドット」で、「恋と声の話」という連載をしています。タイトル通り「声」と「恋」に関するエッセイです。(1500文字)
「オレは死にたく無い」 |
| Sep-29-2009 |
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と言って亡くなった、マイルス・デイヴィスの命日に際し、喪に服した一日でした。濱瀬先生と一緒に演奏し、終わってからワインを大量に飲みました。we loved him madlyそしてsomeday my prince of darkness will come 明日よりしばらく大仕事が無くなり、映画本の執筆にあたります。マイルスがエリントンのオーケストラ(の、三番トランペット)にいますように。 |
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