19

12月

2011

次の4DAYSスタート

 

 

 

 

 早いモノでブルーノートの4DAYSから一週間以上立ちまして、一番最後まで東京に居残ったブランドン・ロスとも二丁目の楽庵(蕎麦屋)で送別会をし、ブルーノートを聴きに来た外国人評論家からのいくつかの英語のメールを読まずに放ったまま原稿を書いたり、バーで鈴木孝弥さんが訳されただけど、誰がディジーのトランペットをひん曲げたんだ?〜ジャズ・エピソード傑作選/ブリュノ・コストゥマル」(うから)を読みながらウイスキー・ミルクを飲んだりして暮らしています。

 

 ワタシが改めて申し上げる必要など絶無ですが、「ジャズミュージシャン3つの願い」「ボリス・ヴィアンのジャズ入門」というヴェリーグッジョブに続く鈴木さんのジャズ本翻訳「だけど、誰がディジーの〜」も絶好調リラキシン&クール&エスプリでして、原語はフランス語な訳ですが、鈴木調ともいえるカタカナの使い方(BASSを「ベイス」としたり、ディジーをはっきりと「ギレスピー」としたり。本作には出て来ませんが、旧来「モチアン」と呼ばれて来た、亡くなったばかりのポール・モーションを、鈴木さんなら必ずやモーションと表記するでしょう。英仏語カタカナ表記のデフォルト作りにおいて、現在鈴木さんよりも良い感じでかつ誠実に取り組んでいる人は、少なくとも音楽系の物書きの中には居ないと思われます)をベースにした訳文力と原著の力とのマリアージュが最高で、嫌みが無く、小粋で小気味の良い知的な文章は、敢えて言えば「いまどき勿体ないぐらい」の日本語であると言えるでしょう。敢えてを重ねるならば、敢えて「ジャズに興味が無い方でも」という、当然すべきであるプッシュを退けて。ジャズファンと翻訳フランス文学ファンにのみ限定でお勧めしたいホドです。

 

 ジャズに関する掌編エッセイ集ですが、「牛ろうぜ!(フランス語でジャムセッションすることを「牛を作る」と表現する事の意味について)」「フロイト学派トリオ(「マネー・ジャングル」のこと。このアルバムに漲るエディプスコンプレックスについて)」などといったタイトルが並ぶこの本を、今の日本上空からバラまいても、拾って熱心に読み、大いに楽しむのはジャズファンでかつ翻訳フランス文学のファンぐらいでしょう。他の奴らに読ませる必要なんざありません。と三度目に敢えて、言ってしまいましょう。しかし、我が国それに該当する人々がもし10万人居たら、10万部きっかり売れるべき本です。

 

 今はYOU-TUBEでコルトレーンの「マイルスモード」を聴きながらコレをキーパンチしている訳ですが、まあ何と申しましょうかワタクシ、今の今までYOU-TUBEを観ながらWORDで文章を書く事が不可能だと(勝手に)思い込んでいた、単なるPC音痴を遥かに越えた、パワートホホな愚かしさを兼ね備えておりまして、さっき偶然「あ!YOU-TUBE観ながらキーパンチできんじゃん!!!!!!!!!!!!!!」と、宇川くん並みのイクスクラメーションを並べようとしたところ、そんなに数多く打てなかったというクールトホホアフターパワートホホ。といった体たらくなのですが、とにかく今まではYOU-TUBEを観ている間は、膝に手を乗せてじっと聴いていたので(笑)、大喜びで笑いながら打っています。61年のが終わったら、ドルフィー入りの62年を聴くという贅沢。まあ、これが贅沢なのか当たり前の事なのかまったく解らない訳ですが、それならば超贅沢と考えるのがよかろう。

 

 何故、マイルス・モードなのかと言えば、以下、霰もない宣伝になりますが、さっき丈青からメールが入って、22日の水曜にJ.A.Mと一緒にやるからなのです。ああカッコいいなあコルトレーンは、コルトレーンみたいに吹きたい。と、これではまるで中学生ですが、本当にそうしか思う事が無いのだから仕方が無い。62年と比べると61年はベルからの出力もアウトサイドへの逸れ方もハードコアで、魔法使いエリック・ドルフィーの神秘的な牽制力/触発力をひしひしと感じる訳ですが、まあそういった訳で、詳しくはマネージャーのブログやツィッターをはじめとしたあらゆる各情報源をご参照頂きたいのですが、20日からクリスマスイブまで、またしても出ずっぱりとなります。事務所を立ち上げましたので、今まで以上に稼がなくてはならぬ。冗談でワタシを「社長」と呼ぶバカが後を絶たないのですが(笑)、正式な肩書きは「ビュロー菊地 代表」ですので、今後は「代表」とお呼びください。ダブセクステットのご贔屓筋は今まで通り「店長」と。「わたしのホストちゃん」を見始めてからコルトレーン並の炎が着火しまして、「クラブバニラ」という曲をこしらえ、芸名を「菊地甘成王」にしようかとすら思っています(この番組は番組サイトで総て無料で観る事が出来ます。「タケオ ダウン症ドラマーの物語」「サウダーヂ」と併せて菊地成孔推奨とさせて頂きます。アルバム的には11年リリースでは

Alter war in TOKYODCPRG)」

Sector B(類家心平4ピースバンド)」

Page1 Anatomy of InseneSIMI LAB)」

Stone RollinRaphael Sadiq)」

しかフルレングスで聴きませんでした。一枚につき今の所150回は聴いた計算ですね。SIMI LABは実質上のファースト・アルバムですが、他の3組はこれらすべてキャリア上のベスト作ですね。

 

 と、まるまる一段落スリップしてしまいましたが、これはもう仕方が無い、ジャズを聴きながらキーパンチするというのが生まれて初めてなのでまったく集中出来ない訳ですが、まずは

 

1)20日(火)が天才大谷君と天才宇川君との「ジャズドミューン」でして、何やらラフォーレでやるそうなので、予想される事と言えば、大谷君が更にヤバいことになる訳なので、二人で「ジョン・ケージ&サン・ラ」のアテぶりを2時間やろうと思います。チケットのセールス状況はまったく解りませんので、お問い合わせください。

 

2)明けて21日(火)は、今年最後のモーションブルー・ヨコハマで、今年最後の「花と水」で、2011年を鎮めようと思います。詳しいチケット状況はクラブにお問い合わせ頂くとして、大雑把に申し上げれば、当日でもシートはあるのでは、、、ないかしら、、、そんなに焦るほど売れまくっているほどではないけれど、最近当日が伸びる傾向があるので予約が確実かも、、、。という具合です。それに何せ↓

 

  <当日は、ああもうなんと、クリスマスメニューの時期なのですね>

 

【クリスマス・スペシャル・ディナー】

7,000(下記メニュー+パン+グラス・シャンパン付き)

※当日数量限定で販売(電話での予約も可)

 

オマール海老とホタテのカルパッチョ

横浜産ポワロー葱と大麦のリゾット トリュフの香り

ビールのレデュクションをアクセントに

 

 

前菜

厳選されたオマール海老と、ホタテの新鮮さをそのまま味わって頂けるカルパッチョ仕立ての前菜です。横浜産のポワロー葱の食感と、濃密なトリュフの香りが好相性の大麦のリゾットと共にお楽しみ下さい。お皿を彩るレデュクションは横浜の地ビールを煮詰めたものです。

 

 

特選和牛サーロインのポワレ マデラソース SUKIYAKI」風味

トリュフ入りマッシュポテトを詰めたマッシュルームと牛蒡のクリーム煮

しょうがのコンフィ添え

 

 

メイン

横浜発祥の料理、「SUKIYAKI(すき焼き)」を和牛サーロイン肉でフレンチ風にアレンジ。マデラ酒を煮詰めたソースが、和牛の味を引き出します。お肉の上にあしらったしょうがのコンフィがアクセント。

 

 

ケークショコラと洋梨のベルエレーヌ風

 

 

デザート

洋梨をシロップで煮込んだコンポートに、チョコレートソースとバニラアイスを添えた「ベルエレーヌ風」に仕上げました。ケークショコラとご一緒にお召し上がり下さい。

 

 

 

【グラス売りワイン】

 

■カンティーナ・ディ・ドリアノーヴァ モンテジッチ09(ノエル用・白)/イタリア

 

Glass 900円、Decanter 3400円、Bottle 5500円 

1949年創業、サルディニアの伝統的ワインをつくる協同組合「ドリアノーヴァ」のワイン。

ヴェルメンティーノ種の特色である白い花のような香りとライムやグレープフルーツなどの新鮮でフルーティーな香りが楽しめます。フレッシュなグレープフルーツやライムを思わせる柑橘系の果実味があり、豊かで柔らかい口当たりの辛口。地元サルディニア島では、地中海の海の幸と一緒に楽しまれています。

 

 

■ファットリア ペトローロ ロッソ09(ノエル用・赤)/イタリア

 

Glass 900円、Decanter 3400円、Bottle 5500

世界的にも大変評価の高いワインを生み出すペトローロが、自園で経営する農園ホテルでのみ出しているワインを日本向けに特別に出してもらいました。

葡萄の木1本からわずか500gのみの葡萄しか収穫せず(通常は1kg2kg)、葡萄の凝縮度を高め、果実の旨味と複雑味がぎゅっと詰まった味わいに仕上げています。樽で18ヶ月熟成。ブラックベリーやアメリカンチェリーのような果実香とスパイシーな香りが感じられ、程よい渋みと酸味が楽しめます。

 

 

 

 

【その他ボトル売りワイン】

 

Wither Hills Pinot Noir

ウィザーヒルズピノノワール 08 

ピノノワール/ウィザーヒルズ/ニュージーランド/マールボロ

ボトル売り限定 7,700

理想的なテロワールがピノノワールの魅力を最大限に引き出したワインです。

 

Gevrey Chambertin La Cuvee Du General Legrand

ジュヴレイ・シャンベルタン・ラ・キュヴェ・デュ・ジェネラル・ルグラン 06

ピノノワール/アルベール・ビショー/フランス/ブルゴーニュ

ボトル売り限定 8,400

まさに真髄とも言うべき力強さと繊細さ、奥深く複雑な香りに満ちた赤ワインの王で

す。

 

Chateau Calon Segur

シャトー・カロン・セギュール 04

カベルネS,メルロー,カベルネ・フラン/シャトー・カロン・セギュール/フランス/ボルドー

ボトル売り限定 18,900

ハートのラベルでお馴染みのメドック格付け第三級、柔らかいタンニンと控えめな酸味が特徴のビンテージです。

 

 

 

 

 ふううう。さすがヨコハマ、青山に対する素晴らしいライヴァル意識を感じずにはいられません(こちらは敢えてワタシ何もタッチしていません今回は)。このコースとセレクトワインやりに来るだけで充分ではないでしょうか。そこに「花と水」ですからね。贅沢ここに極まれり。ですよ。青山とのブッキング契約があるので、横浜を無条件にアゲるわけにはいかない身なのですが(笑)、一点だけ、えーワインのコスパは青山より上です(しょうがないのコレは、場所代もあるから)。今書きながら決定したサーヴィスですが、ジュヴレイ・シャンベルタンとカロン・セギュールのエチケットには、ワタシでよろしければサインさせて頂きます。ウィザーヒルっていうのは、もし岡島君(モーションブルーの偉い人)が勧めるなら絶対だと思うんだけれども、呑んだ事ないんだもの。責任持てませんよ。はあああ今オレが喰いたい&呑みたいです。エリック・ドルフィーがPCから月に嘶いております。

 

 

3) と、更に明けて22日(木)は、丈青のグループ「J.A.M」のライブに呼ばれまして、ゲストで3〜4曲演奏します。J.A.Mは大変な人気バンドですし、初顔合わせでもありますので、これはもうソールドアウトではないかな?と思うのですが解りません。お問い合わせを。

 

4)そしてこの4デイズのフィナーレを飾るのが何と大儀見のサルサ・ンゴサでして、コレはヤバい。09年の大晦日から10年の元日にかけて演奏して以来ですね。これまた1〜2曲の参加ですが、そんなもん説明必要不要にて候。チケット状況はもう関係ないので、アブれても良いから現場に来て下さい。ワタシは自分の出番が終わったらそのままTBSに乗り付けて夜電波の生放送をやりますが(「裏送り、裏クリスマス特集」)。

 

 

 この4DAYSが終わるとクリスマスがやって来ます。ワタシは原稿と忘年会をこなしながら、27日の準備に入ります。27日こそは、1000年に1度のこの年を締めくくる最高にエレガントな狂騒「HOT HOUSE日本橋」が三井ホールで開催されるのであります。それでは各会場にて。