06

11月

2011

「花と水」終了。アルバム制作、個人事務所設立へ

 

 


 「演奏中に結構大きめな地震があったが、気がつかなかったか?」というメールをいくつか頂戴しましたが、端的に申し上げればワタシも南さんも気はついていませんでした。第一に演奏中は音に極端に集中していますし(特にああした、完全即興で二人だけの、途切れない演奏というのは)、第二に、これは裏話に属しますが、ああした、特別に設置された演奏用の舞台(符丁で「山台」と言いますが)というのは基本的に結構揺れるものでして、上で踊ったり跳ねたりしたらグラングランなのですね。ですからああした(音量的には)静かな演奏でも、何せグランドピアノが置いてありますし、ワタシもバーチェストに座って、即興に併せて体重を乗せるポイントを変えたりし、ピアノのペダリング(あの日、南さんは踵を骨折していた都合上、通常とは逆の足でペダリングしていた。という特殊事情もあり)もあわせて、二人とも武道の様に、瞬時に強く踏み込む事を繰り返しますので、要するに最初からずっと揺れていた訳です。

 

 なので「おー、南さん、大きく踏み込んだな。っていうか、オレか?」という感じで、演奏には何の影響もありませんでしたが、逆に言えばその程度は揺れを意識していたとはいえ、地震とは汁とも思っておりませんで、「作曲された花と水」のワタシのソロの最中だったと記憶していますので、何か軽く召還したのかも知れませんが(そもそも話の成り行きが成り行きですし、ここ最近、東京が揺れたというのは無かったので、かなりの確率ではあると思います)、客席からもキャーとかうわとかいったお声は全く聴こえませんでしたので(「音に集中する」というのは、客席も含めた、環境音総てに集中している。という事ですので)、どれほどの揺れだったかは兎も角、演奏にも鑑賞にも支障はなかったと、即ち、これはギリギリの発言に成りますが、地震は天然自然の現象であって、「花と水」は、ワタシが行っているユニットの中で最もエコロジカルなものですから、自然現象を呼ぶのも、半ば自明のような事であろうと、更に言えば、あの規模の地震は、祓いの現象だと言えるのではないかと解釈しています。

 

 次に大きかった反響は「あの花はなんという花なのですか?」というものです。花には疎いワタシですが、あれは百合でしょう。グロリオセとかグロリオサとかいう名前だったのではないかと思われます(検索すればすぐにお解りに成るでしょうけれども)。お越し頂いた総ての方に感謝します。

 

 お祓いもあってか、終了後は大いに飲みまして、三丁目のバールで南さんと飲み終えた後も歌舞伎町の寿司屋に移動しまして、昼近くまで飲んでいたので、翌日のラジオがかなりまったりとしたものになりましたが(笑・まあ、最初から良い湯加減でまったり行くつもりだったのでーー地方限定放送でしたのでーー飲んでる最中に「あ、そうか、二日酔いぐらいがちょうどいいかも。じゃ飲もう」と、ユルいんだかコンセプチャルにストイックなんだか解らない決定態度で(笑)。いっちゃった訳ですね。

 

 現在はDCPRGのアルバムの中盤にさしかかっています(因に、このアルバムから、正式にバンドの名称を改めます)。リズムセクションとソロパートの録音を終え、これからメロディー関係をダビングし、それから第一編集を行って、SE関係をダビングし、最終編集を行って、TD→マスタリングとなります。発売は来年の3月を予定しています(あくまで予定)。

 

 と、いきなりですがこの度ワタクシ、個人事務所を立ち上げ、マネージャーの長沼と二人でビジネスをやってゆく事と成りました。詳しくは次の当欄とブランニュー欄で正式にお伝えさせて頂きますが、ワタシが個人事務所を立ち上げるのは初めてでして、二番目に大変だったのが実際に事務所の部屋を借り(新宿です。というかまあ、この部屋と近所ですね・笑・ものすごく)、荷物等々を運んで、そこを事務所にして行く事でしたが(というか、まだその作業継続中ですけれども)、一番大変だったのは名称の決定です。次回発表させて頂きますが、ギリギリで落ちた、所謂「B案」は<株式会社グレート・アイデア>でした。硬軟併せ持つイメージの、凄い良い名前だと思ったんですが、途中で「グレート・インディア」のパロディだと思われる可能性がある事に気づき(笑)、これはマズいと緊急却下になったという顛末です。カレーだからマズい筈はないのですが。それでは。