日
02
10月
2011
ピットイン3DAYSにお越し頂いた総ての皆様に感謝致します。恥ずかしながら開始の3日前にかなり手ひどい風邪をひきまして、連休という事で医者もしまっており、どうしようも出来ず、結局「ルルアタックIB」という市販薬を飲み続けながら(ワタシは市販薬は飲まないので、非常に久しぶりの事でした。結局、今日までの間に45錠入りが一瓶なくなりました。薬屋さんをディスる訳ではありませんが、基本的には効かないですよね。市販薬というのは)3DAYSに突入することとなり「とうとう7年目にして公演中止か」と思いながら、動かぬ体をひきずってピットインに向かったのですが、畜生の浅ましさ、音楽さえ始まってしまえば、痛みも熱もすっかり忘れてしまい、非常に充実した3日間を過ごしました(風邪には絶対にアルコールはいけないとされていますが、打ち上げも毎日行きました・笑・初日はピットイン店長の鈴木カンちゃんとプレゴへ、二日目は大友っちとカンちゃんと一緒にプレゴに・笑・三日目は何やら大変な人数で伊勢丹前の魚民へ)。
ライブに関してはどうか自画自賛をお許し頂きたい。我ながら本当に素晴らしいな毎年。と思っています。ラジオは20万人近くが聞くマスメディアですが、演奏、特にピットインは、事故が起こらないギリギリまで詰め込んで、毎日200×3で、延べ600人です。サザンオールスターズで言えば、これはスタッフの総数でしょう。3日目のMCでも申しあげましたが、本当に小さな方舟に乗っています。舳先にはチャーリーパーカーの彫像が置かれています。
年を重ねるごとに「サックスを吹くんですね(焦)」といった、実に牧歌的なお声が増えて行きます(笑)が、まあこれは致し方無し、ワタシも気がつけば芸歴30年近く経とうとしています。テレビとラジオとYOU-TUBEは(どういう訳だか。としか言いようが無いのですが)タダであり、勢い、ほとんど何も知らないタダ見の人々に物凄く上から目線で(これはクレームではありません。インターネットメディアは、ブログやミクシィやツィッターの区別無く、何の教養も感受性も無い人も、一家言ある立派な評論家/コメンテーターであることを暴力的に強要してしまうわけで、おっさんに生まれて来てセーフだったわー。というのが正直な所です。ワタシも恥ずかしながらやってましたジャズ喫茶のノートにシロウト批評家登場。しかし、本当にラッキーでした。あれは紙なので外に漏れません)、ああコレは自分の口に合うね、まあ良いんじゃない菊地の音楽。とか何とか言われる事を、どのクリエーターも避けられない世の中で、せめてワタシは、600人の、つまりパーセンテージから言うと、貴族に等しい人々に、伝えたかった事は総て伝えたと思います。
再びそれは再び、当の本人が言うのは憚られますが、なかなか高級なものだったと思います。3日目にだけ限定しても、ワタシがサックスに専念するのはご愛嬌としても、五十嵐一生と類家君を共に「ダイレクションズ」をやる。アミリバラカとバラクオバマのスポークンをマッシュアップしたデュラン。マイルスの20回目の命日に、なんとか相応しい物になったと思われます。彼の生涯(何は障害も含まれますが)については拙著「M/D」を御参照ください。申し訳ない事に、料金は頂きますが(笑)。
3DAYS終わってから医者に行くと、「風邪をこじらせた喉頭炎と軽い気管支炎」だったそうで、しかも「もう山は越えてるので、今ばんばん薬を出す様な状態ではない」のだそうです。「ちょっと前(まあ、3DAYSの時ですな)に、酷くなかったですか?」と言われたので「先生、放射能が都民のノドさえ痛めているという風説は本当なんですか?」と聞けば、「うーん(苦笑)」と、ミニマルなお返事でした。「栄養失調による結核かと思ったけど、あなた栄養足りてますね」と言われました。そりゃあそうです(笑)。 内科にみならず、矯正歯科にも行きました。ワタシの演奏用のマウスピース(下の歯にかまして、唇を守るもの)を作って下さっている「ミューズ歯科」では、常に「アニモンティーヌ」が流れています。
その後、「高見P最大の実験」「高見フィッツカラルド」と言われる、DCPRGのドキュメントフィルム公開(一夜のみ。日本で最大のスクリーンである豊洲のシネコン10番スクリーン)に行き、物凄く巨大な自分(ホントにでかい。あんなでかい自分を見ることは、多分一生ないでしょう)が良い調子で喋っているのを聞き、お越し頂いた方々が僅か200名弱だったことに、少々の満足感を覚えてきたところです。ラジオは20万人弱、ライブは2000人弱、映画は200人弱、音楽理論のワタシのクラスはどれも20人弱ですから、まあ拡散から濃縮まで、2の桁ということですね。確かにマブダチといえる友人は二人ほど(どちらもキチガイですが)、そして両親も、ワタシの記憶が確かなら2人ほどだったと思います。
という訳で、2011SSは終了しました。明日よりAW(ファッションに御興味が無い方々へ。これは「エーダブ」と読みます)に入ります。DCPRGの恵比寿リキッドと「粋な夜電波」金曜初回が2011AWのオープニングとなります。野球中継以外は相変わらず(未だに信じられないのですが)レーティング単独トップらしく(因に拙作「ALTER WAR IN TOKYO」もあらゆるジャズチャートで1位を頂きました。有り難うございます。こちらはさすがに本職ですから「俄には信じられない」とまでは言いませんが)これはつまり20満員対応と、2000人対応という事です。DCPRGはスタジオ盤の製作に入ります。インパルス!レーベルからの第二弾となるこのスタジオ盤は、3月即ち震災1周年というタイミングでリリースする予定です。
現在最大の悩みは肥満です。震災が誰に何をもたらせたかは様々でしょうが、ワタシに限ってそれは、運動不足(その時間は、テレビジョンに取られたままです。TVネタは今がチャンスですよ。野生化したラクダが福島の国道を走り回っている、まるでブニュエルの様な映像は、昔だったら観ていなかったでしょう)と、その結果による小さな肥満をもたらしました(現在60キロ、震災前は57キロ)。震災以降、何とかダイエットに入ろうと思ったのですが、純粋なダイエットというのは思えばやった事が無く、そもそもの生活自体を変えないといけない。イージートーンのメンズと、ターザンを見てジョグ用のウエア一式を買いそろえたのですが、「イージートーンの下半身の引き締め効果には科学的根拠無し。リーボックはペナルティ12億円」というニュースを聞いて、ゲラゲラ笑っているところです。12億。何を基準とした数字なのでしょうか。とはいえ齢もAKB48を数えましたので、少し恰幅が良いのも似合うかしらん。このまま伊藤俊治先生のようなルックを目指して行こうか。とも思ったりします。日米人は、病的肥満以外は余りにも細いので。
写真は一枚もありませんが、今日はムッシュかまやつ氏とTAKUYAさん、川勝正行さんといった、非常に単純に申し上げて、各世代の不良達と麻生十番のピッコログランデで6時間ほど飲み明かしました。昨日も今日も、明日もワインです。特に赤の酔い心地というのは、かなりの線まで行っているとしか言いようがありません。それでは明日のTBS、それに続く恵比寿で。