月
15
8月
2011
ナタリーに掲載された山下達郎さんに関する論考に対し、物凄く優れているとか、過去のワタシの言説の中でも1、2を争うとか、天才であるとかいった大変な賛辞を頂戴し(あれはどうやってやるのかーーーひとつひとつ丁寧に検索していては間に合うまい。といった膨大な量の、ツィッターやミクシィでの発言をまとめて送ってくれる人がいるのですが)、大変嬉しい反面、大体において当人というのはそういうものなのですが、「ええ〜そんなに今回だけ特に鋭いっすかねえ」とか「対象が有名物件だからじゃないの?自分的にはアレン・イーガーとジョン・ルイスに関する考察に関しては世界で一番鋭いと思うんだけど誰も何も言わない(理由:どちらも「M/D」内なので)」とか「それよりも、ナタリーでは<ロック/ポップス評論家>のコスプレをしている。という指摘が欲しかった」とかいった、他愛も無い違和感を憶えています。まあ、馬鹿(ワタシの事です。念のため)に磨きがかかる季節ではあります。
「粋な夜電波」もそうで、少女時代の回(と、まあ、別な意味だと思うのですが・笑・キラースメルスの回)の評判が凄まじく、ハッピーフレイミング(逐語訳すると幸福炎上)みたいになっていますが(これはタレコミではなく、直でファンメールボックスに届いています)、「ええ〜自分的には<赤ワイン特集>と、<お誕生日ジャズ尽くし>と、<喧嘩特集>が良かったんだけどな」「てか、全体的に毎回とても面白いと思うんだけれども、それはさすがに気が狂っているかな。オレが」とか、まあ自薦というものは得てしてそういう物ですね。「クソ。あれは失敗した」というのは、マイルスが何と「カインドオヴブルー」に対して最初に放った台詞ですが、トランペットのトラックだけ脳内で抜いて聞くと(無理ですが・笑)、ちょっとだけ解る様な気もします。
というか、ポップという現象には時間の極端な短縮(すぐ「来る」打点)と、時間の極端な遅延(ずっと後に成って「来る」打点。すぐにはまったく来ない。違和感や嫌悪感すら無く透明)の打ち分けがあり、これはテニスの様に、プレイヤーの意思もありますが、余りに反射的過ぎて意思を反する場合もありまして、コントロールが二重三重に難しくなる訳です。少女時代、山下達郎といった大変なポップアイコンの威力(物凄くすぐに「来る」力)が余りにも当たりすぎたので、バランスをとる、という程ではありませんが、今日のオンエア分では「後から来る」方向の一打として、<ビヨンセの「オールザシングルレディー」が「ジー」と「ジーニー」のインスピレーションの二重母体>というキワキワの仮説にベニーグッドマンをマッシュアップしてオンエアしてみました。でも解らない。明日に成ったらタレコミの人から「ビヨンセ/ベニーグッドマンがもの凄く来ています」という結果が報告されているかもしれません(絶対無い・笑)。
緊急開催9/4HOT HOUSE青山feut リッチー・フローレス!とか、既にかなり前から情報解禁9/2東京ジャズDCPRG feut やっぱリッチー・フローレス!(あのう〜。まあ、そういうコトです・笑)とかいったライブ情報、「M/D」の文庫が発売3日で重版決定(有り難うございます)といった出版情報、そしてワタシがトータルプロデューサーとして精魂込めて(しかも震災時に)製作致しました類家心平4ピースバンドのセカンドアルバム「セクターb」 と(これは自薦だの仲間に対する世辞だのうぬぼれだのとは別に、客観的にかなり素晴らしいディスクであると思います)、世界初の日本人バンドによるimpulus!レーベル作品となる「DCPRG/Alter War in Tokyo」(ライブ盤2CD。これは自薦だの仲間に以下同文)といったディスク情報、<<ダブセクステット2年ぶりのツアーでモーションブルー並びにブルーノート東京とスペシャル・メニュー&ワインセレクション>>といったスペシャル情報等々、秋までぎっしりですが、お客様に於かれましては、一打も落とすな1000本ノックとは口が裂けても申しませんので、ご自分なりの、一番当たりそうな打点を1〜2発パシッと打って頂ければ幸いです。まあ、あくまで自薦という意味では圧倒的に「セク(以下自粛)。
としかし、何よりも多い反響は「お大事になさって下さい」といった有り難いもので、これは本当にパワーお恥ずかしいというか何というか。既に仕事再開しており(休んだ分、やや猛烈気味に・笑)、先日など信濃町近辺をうろついて、ソニーのスタジオにふらっと入った所、何とKCこと松尾潔さんとJUJUさんがおられ、あまつさえ東京随一の一流ジャズメンの方々がいたので、通りすがりに記念写真など撮影してしまいまして、まあその「そんなコトあるの東京でわ!!」と信じかけた皆様に対しては、はっきりと「ありません」と(笑)、こう申し上げるしか無いのですが、とにかく既にいろいろ働いております上に(「服は何故〜」のWWDでの連載再開もいよいよ着手しました)、髪も切りました。ではまた。