29

7月

2011

DCPRGと少女時代(夜電波)

 

 

 *何よりも先に、レイ・ハラカミさんのご冥福をお祈り申し上げます(以後、本文は面白おかしい別の内容が続きますので)。10年ほど前には素晴らしいお仕事をして頂き(「プレイメイトアットハノイ」のリミックス)、ワタシと故人が一番長く、二人っきりで話したのは、パリのシャルル・ドゴール空港でした。目の前の、若干冷笑的でありながら暖かみのあるユーモリストが、あの鋭い作品を作るレイ・ハラカミだと、しばらくワタシは納得がゆきませんでした。ワタシよりも8つもお若い。早すぎるとかいった常套句も口にする事が出来ません。

 

 

 

 

 

 

 明日、明後日と連続でDCPRGのライブがあり、あまつさえ明後日の「粋な夜電波」は女性社会学者である渋谷(すみません、PCがボロであの字が変換されません)知美さんのリクエストにより、少女時代の特集をします(マジで)。

 

 どちらか、あるいはどちらもお楽しみにされている方が多いと思いますが、フジは類家くんが欠席でトラ(代役)無し、リキッドは丈青が欠席で、トラは ELFの天才、成澤さんであります。非常に楽しみです(リハーサルはすでに済みましたがさすが天才成澤。ばっちりでした)。

 

 しかし、演奏というのは、当たり前ですがその場でやる物でして、蓋を開けてみないと解らないというスリルもあるのですが、ラジオ番組の収録というのは既に終わっておりまして、これーれがですねえ。失敗したとは言いませんが、ちょっと尺(番組の時間)読みを軽くしくじりまして、ダイジェスト版となっています(笑)。

 

 どういうことかというとですなあ。今回、「少女時代のどこがどういう風に素晴らしいのか?」というテーマでアナリゼ(分析)を行った訳で、アナリゼ自体はワタシが学校で教えている事ですから言わば本職なのですが、1曲に平均で10〜15時間かかるのですね(軽〜中程度で。ガッツリやると1年とかかかります)。

 

 なんですけど、今回、分析対象の素材として「GEE」「GINIE」「Mr.タクシー」の3曲と、対比の為にカラの「ミスター」と「ジャンピン」の、つまり都合5曲を扱い、更に、説明の補佐の為に「青春アミーゴ」とマイケルジャクソンの「BAD」まで突っ込みまして(笑)、これを55分お番組中、前説セクションと後説セクションを除いた、約30分でやらねばいけないので(笑)、つまり教室で行われる正規の物だとすると60時間かかる物を30分に圧縮するので(笑)、単純に120倍速で(笑)しかも、音楽理論の基礎が無い、20代と60代の一般リスナー相手にやるという事で(笑)、レーティングで1位をとったからといって守りには回らないという左翼精神を発揮させたとはいえ(笑)我ながらこれは発揮のしすぎだったなと(笑)、おしっこでいえば、おしっこをしすぎたなといった、一体どういうたとえなのか、そもそもたとえが必要だったのかどうかも解らない事に成りまして(笑)。完全に、キラースメルスどころではない、「問題の回」になったと思われます(笑・因に「ソウル旅行の話」は、それどころではなく」1秒もしておりません・笑・こちらは番組の今後に挟んで行きます)

 

いずれにせよAM ラジオの番組でガチのポップアナリゼをやるというのは銀河系で最初の事なので、どうやったって問題の回になることは必須なのですが、とにかく「素人にも解り易く楽しく、しかも為になる様に、30分で5曲やる」という、前代未聞の難事業に立ち向かうべく、通常の授業を遥かに凌ぐ熱意と周到さで(笑)、講義内容を台本にしたのですが、実際に録音してみたら、「ああもう時間がない。中途半端だけど、ここでやめないと」と、思って終了してみたら既に20分(つまり40%分ぐらい)オーヴァーでして(笑)、PもDも含め、大変シリアスな会議に成り(笑)、それはつまり「どうやって編集するか?」という事なのですが、結局の所、ダイジェスト型、つまり、講義は1時間以上行われたのだが、それを30分にまとめました的なものになっており、本式の授業としては成り立っていません。予告編ですね。映画で言うと(笑)。

 

 とはいえ、これまた映画と同じで、予告編も、上手く編集すればとても面白い(場合によっては本編そのものよりも)ので、そういう意味でお楽しみ頂きたい。

 

 のですけれども、やはり予告編だけやって本編やらない。では余りに片手落ちですので、どうしても本編がっつり(がっつりやったら、かなりダイジェスティヴにやっても最低3時間かかりますが)聞きたい。という方がいらっしゃった場合

 

 

 1)「life」に出演して、「life」でやる(笑)

 

 

 2)まとめて3時間収録し、番組最終回まで、「今週のソシ分析コーナー」として、毎回10分ずつ流す(笑)

 

 

 3)このためだけのイベントを、クラブを借りて有料でやる(笑)

 

 

 

 と、いずれにもカッコ笑いをつけざるをえないような無茶苦茶なリバウンド企画を考案しましたので、リスナーの皆様で、「もう良いよ。結構解ったよ。オレにはあれで充分」というのであれば幸甚の至り、「あんなチラ出しされて我慢できっかよ!」という皆様に於かれましては、1〜3のどれが良いか、番組宛のEメールで、オンエア終了後から次回オンエア(8/7)までに投票して下さい。8/7オンエア時に集計して発表し、それの添ったアクションを起こします。これはワタシの責任問題なので必ずやります。

 

 

 と、これ、オールドファンには、何か懐かしいなあ?なんだっけこの感じ?と思われるかもしれませんが、これは現在、リフォーム版が出ている「文藝別冊マイルス・デイヴィス特集」の時のアレとそっくりでして(笑)、あれ切っ掛けで「東大アイラー」「M/D」(この夏文庫化発売決定!!)までと大輪の花を咲かせましたので(笑)、つまり10年前にマイルスでやった事を、10年後に少女時代でやっている訳ですから、馬鹿とか毛が薄いとかそういった根本的な問題を遥かに越えた、呪いの様な物さえ感じますね(笑)。

 

 いずれにせよ、少女時代の魅力は複合的であって、その総てを言語化出来るなどということは無理です。しかし、少なくとも楽曲の下部構造だけ分析しても、少女時代が、他のK-POPを遥かに凌駕する高級感、モード感を備えている事は確実でして、基礎の楽理が解ればプラモデルの設計図の様にするすると解る事なのですが(ですので「分析」などと大仰に言うのもどうかと思うぐらいです)、まあ分析というのはスキルというか一種の芸なので、面白くかつ上手にやってみせないと行けない。ワタシはこれに結構な自信がある方だったのですが、とにかく時計読みをしくじりました。一回、事前にリハーサルしておけばよかったものを(因に、番組の「前口上」は毎回数回のリハーサルの後に収録に入っています)。

 

 という感じで、よろしくお願い致します。

 

 DCPRGの話に戻りますが、フジはリムジンバス一台借り切って、機材、メンバー、スタッフ全員で移動しますので、天候によるクラウドの皆様のコンディションが気にかかるばかりですが、こうして全員でどわーっと向かい、そのままどわーっと演奏するというのは結成以来初めてですので、少なくとも勢いはあると思いますので、どうかお楽しみに。翌日のリキッドも、前述の通り、天才成澤氏のプレイは丈青の狂気じみたファンキーなプレイとはまた別な趣で凄まじく、そして、前ブログにある様に、ワタシは借りは必ず返します。それでは。

 

 

 

*写真は毎度おなじみ最近飲み食いしたもの、ジ・アウトサイダー観戦と、DCPRGのライブアルバム編集中のスタジオと、高見P、ピットインの店長鈴木カンちゃん、東京スカパラダイスオーケストラの蒲生氏と、三丁目最強のソウルバー「ソウルストリーム」で醜態を曝している図。です。この後、高見Pは上半身裸に成ってしまいました。